ごあいさつ

社会福祉法人 フォーレスト八尾会
理事長 林 のぶ子
八尾町福祉作業所「おわらの里ふれあいホーム」が、今年度(平成12年度)創立3周年を迎え、このたび記念誌を発行することになりました。

 平成9年の誕生以来、これまで成長してこられたのも、地域の皆様のあたたかいご支援があったからこそ、と感謝の気持ちでいっばいでございます。

 思いおこせば、「障がいを持っていても、閉じこもらず、働けるような職場をつくろう。」と、作業所設立の話を持ちかけられた時は、多少戸惑いもありました。

しかし「この世の中は、健常者と言われる人たちだけのものではないはず。障がいを持った人は、別扱いということではいけない。少しでも家を離れて、社会参加しているという誇りを持ってもらい、家族の人たちも、少しでも自由な時間をつくってもらおう。」そう思い、私の自宅前のトタンの車庫を、板をはるやらコンクリートの上に畳を敷くやら、とにかく、全員で力を合わせての手づくりによる作業所が始まりました。

 「おわら風の盆」や「地場産業の八尾和紙」をうまく取り入れた、八尾らしい作品を完成させるたびに、みんなで大喜びしたり、汁や涙も出しあって、何とか乗り切ってまいりました。

 そして、次第に、人数も増え、「広い作業所がほしい!」とのことから、平成9年12月、黒田に、喫茶店を併設した県内では初めての作業所を竣工させました。

 平成10年2月には、作業所で製作するオリジナル観光土産品「和紙おわらくるみ絵」が「全国観光土産品連盟会長努力賞」を受賞、さらに、平成12年には「和紙おわら切り絵うちわ」が、「全国観光土産品連盟会長努力賞」に、平成13年には、「和紙おわらくるみ絵」が「日本商工会議所会頭努力賞」を受賞するという喜びも得、全員で東京へ授賞式に行ってまいりました。 3度にわたる入賞は、働く者のやりがいや生きがいは勿論のこと、町や県のPRにも確実につながっていると思われます。

 また、平成11年5月には、「第1回冨山県やさしい福祉のまちづくり賞」の活動や取り組み部門において、大賞を受賞、同年7月には、身体だけでなく、心にもハンディを持った方の社会復帰なる職場づくりも応援しようと、八尾町精神障がい者共同作業所「おわらの里すみれ工房」を竣工いたしました。

 今では、両作業所合わせて、毎日約30人が、和紙を使ったお土産品づくりをはじめ、紙粘上のクラフトづくりや野菜づくり、しめ飾りづくり等、年間を通じて、季節感あふれる作品の創作活動等を行い、お互いの障がいを補いながら、邁進している次第です。

 これからも、さらに、地域の皆さんと共に手を取り合って、少しでも、障がいを時つ方が、自信を持って社会参加できる職場づくりに努力してまいりたいと思っております。

皆様のあたたかい心をしっかりと受け止め、地域に根ざした施設にしていきたいと思いますので、より一層の深いご理解と、ご支援、ご協力をお願いいたします。

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