ごみと人のくらしを考えま省の目次へ TIEの表紙へ

私たちのゴミはどうなるの

ゴミと人のくらしを考えま省では、
私たちの出したゴミがどのように処理されているのか、視察に行きました。

◆◆◆ 私たちの出したゴミの流れはだいたい次のようになっています ◆◆◆



◆◆◆ 次に、私たちが視察してきた施設@〜Cについて簡単に説明します。あなたはどう考えますか。 ◆◆◆

 @ゴミ焼却場

 

富山地区広域圏クリーンセンター

 ゴミ焼却場として、立山町末三賀諸見坂にある「富山地区広域圏クリーンセンター」を視察しました。ここは、富山市、滑川市、立山町など11市町村の燃えるゴミを処理しています。

 燃やして発生する熱は、発電や温水プールや浴場の給湯に利用し、焼却灰は最終処分場へ送られます。現在、発生しているダイオキシンは、16ナノグラム/Nm程度ということでした。ダイオキシンの基準は現在80ナノグラム/Nmですが、2002年には0.1ナノグラム/Nmに変わるため、それまでには新しい焼却場が作られて利用される予定です。

感想

・一日平均430トン処理しているそうだが、ゴミの量は毎年増え続けている。ゴミ分別の徹底やリサイクルの推進などで減量化を呼びかけるというが、本当にゴミは減るのだろうか。

・燃やすことは、ただCOが出るだけで何もいいことがないと思っていたけれど、発電することで利用されているということで燃やすことのメリットもわかったような気がした。だが、だからといってゴミをどんどん出していいという訳ではないと思う。

・ダイオキシンをはじめとする有害物質をゼロに近づけていくためには、これからもどんどんと研究がなされなければならない、と改めて感じた。

・環境基準を厳しくしてもらいたいのですが、そのようなことをするとほとんどのゴミ焼却場が稼働できないのだそうです。

 

 A燃料化工場

リサイクル工場の内部

 

できてきたRDF

 

 南砺リサイクルセンター

 ゴミの燃料化工場として、福光町立野原にある「南砺リサイクルセンター」を視察しました。ここでは、燃えるゴミも燃えないゴミも処理していますが、ここでは燃えるゴミの処理について紹介します。

 ここでは、燃えるゴミとして集められたゴミを細かく砕き、混ざっている不燃物を取り出した後、乾燥させて固めてRDF(ゴミ固形燃料)を作っています。ですからここではダイオキシンは発生しません。ただし、このRDFを利用する施設では、0.05ナノグラム/Nm程度のダイオキシンは発生するということでした。

感想

・工場内はほとんど臭いもなく、汚水も煙も出ない施設で、これまでのゴミ処理場のイメージを一新するものでした。ゴミゼロをめざし、廃棄物循環型社会ができていくまでの、よりよい形で処理していくための施設だと考えられます。

・固形燃料を学校、老人ホームの暖房、給湯に使っています。その他、道路の融雪や町民温水プールにも利用されています。

  • ゴミは燃やされて灰になるだけだと思っていたので正直驚きました。というよりは自分の脳みその中身が硬かったのだなと思いました。
  • 余ったRDFの利用方法、RDFを作るときに出ているかもしれない有害物質やRDFを燃やすときに出てくる有害物質の抑制など、問題点は残るにしても、現在のところ焼却施設よりはましな処理方法ではないかと思った。

最初外見を見て、リサイクルセンターというよりちょっとした体育館のような感じがした。ここでは、燃えるゴミを再利用して資源として使っています。犬のフンのように見える資源でした。

 

B不燃物処理場

富山地区広域圏リサイクルセンター

 燃えないゴミや粗大ゴミの処理場として、富山市安養寺にある「富山地区広域圏リサイクルセンター」を視察しました。ここは、富山市、滑川市、立山町など11市町村の燃えないゴミを処理しています。

 収集されたゴミは、資源ゴミ(缶、ビン、金属など)、粗大ゴミ(陶器、硬質プラスチック、トタンなど)、大型金属類に分けられ、リサイクルできるものはリサイクル工場へ売られます。リサイクルできないものは、細かく砕かれて最終処分場へ送られます。

 また、そのまま利用できるような生活用品は、リサイクルプラザで修理したりきれいにしたりして安く売り出されています。

感想

・においとほこりがひどく、場所によっては騒音もひどいらしい。ペットボトルの処理は民間業者まかせ、電池の処理についてはきちんとした説明がなかった。

・ここには空き缶などのさびた臭いがある。私自身、自動販売機で買って飲んだものは、全部洗っているわけではないので反省させられた。

・不燃物だけで、富山地区広域圏からは1カ月あたり1,000トンが運び込まれてくるというのだから想像もつかない。

・リサイクルプラザには、リサイクル商品とは思えないようなきれいな商品が置いてあったので、ゴミ処理施設の一角とは思えなかった。

 

C最終処分場

最終処分場遠景

 

ゴミのようす

 

富山市山本一般廃棄物最終処分場

 最終処分場として、富山市山本にある「富山市山本一般廃棄物最終処分場」を視察しました。不燃物が細かく砕かれたものや焼却場からの灰が運び込まれていました。

 ゴミを2mほどの厚さにならして、そのうえに土をかぶせ、さらにそのうえにゴミを置くというサンドイッチ方式で谷が埋め立てられていて、数年後にはその高さが周囲の尾根まで届き、一杯になって閉鎖されるということでした。富山市では、すでに北代最終処分場は一杯になり閉鎖されました。次の最終処分場はまだ決まっていません。

 ゴミにしみこんだ雨水は、下を走る土管に集められ、汚水処理されています。

感想

・排水処理施設に流れ込んでいる水の一部の色が違っているのは、土管のどこかが破れているのだということだった。すぐ近くにはきれいなハクチョウのやってくる池がある。一日も早く修理してほしいと思った。

・ゴミの山の頂上に立つ。いやな臭いが少し鼻をつく。足下が少しふわふわする感じがある。この上に建物が建てられるのだろうか。

・この谷の地下には不透水層の岩盤があり、ゴミからの汚水がしみこむことはない、という説明だったが、岩盤に割れ目はないのだろうか。十分な調査が行われたのだろうか。疑問が残る。

・ゴミの中で形のわかるものは、電池、電子部品の載った基盤のかけら、飲み物の容器、100円ライター、小さなプラスチックの人形などきりがない。私たちの日常生活の中にあるものがそのまま砕かれてここに集められているようである。

・最終処分場を見学して、出してはいけないのに出してある物や、危険物まで混ざっていました。もう少し考えて出してほしいなぁと思いました

 

全体的な感想

・私たち一人一人の意識がもっともっと向上していかなければ、ゴミの問題は解決をみない、ということが改めてわかりました。

・何とかゴミを画期的に減らすことはできないものだろうか。

・品物を買うときにこれが最終処分場につながっているのだと思うと考え方を変えざるを得なくなってきた。

・私たち市民一人一人のゴミを減らすということへの意識がどれだけ大切なのかを感じた。

・家庭からゴミを出すときの分別は緩やかなようだが、処理場が対応しきれていないとも思った。システムとして分別収集に対応できるよう改善していってほしい。

・ゴミが増える分、地球の資源やエネルギーが浪費されていることになる。自分が、大量消費社会に荷担して生きているという無力感と、次世代に負の遺産を残していることに恐ろしい感じがした。

・私たち一人一人が気をつけていかなければならないと改めて感じた。

ごみと人のくらしを考えま省の目次へ TIEの表紙へ