午後の一時



 (今日はイヤな天気だな。)

 外の景色を見て、マシュマーは思った。

 「どうしたんですか、マシュマーさん?」

 よほど厳しい表情をしていたのか、マスターのグレミーが不思議そうに尋ねてきた。

 「ん?ああ、マスター・・・。いや、ほら今日の天気はな〜んか‘どんより’しているだろ。一雨降るんじゃないかと思ってね。」

 「雨、ですか・・・。私はこんな天気の日にかぎって、悪い事が起きるような気がするんですよ。」

 グレミーも窓の外を見ながら、合わせるように言った。

 「そうかもな。ま、今ここで、そんなことを心配してもしょうがないさ。」

 「そうですね。ところでマシュマーさん、もう休憩時間、終わりじゃないですか?」

 グレミーがからかうような笑顔で、壁の時計を指さした。

 ちなみに、この「ニュータイプ」の常連の女性客の大半は、人気メニューである「特製チョコパフェ」よりも、この笑顔が好きという。

 「おっと!もうそんな時間か!?」

 壁掛け時計の針は、休憩時間の終了10分前である。

 カップに残ったコーヒーを一気に流しこんだ。

 「じゃ、マスターまた来るよ。」

 グレミーに軽くあいさつを、レジの方へ向った。

 「レギュラー1つ、200円になります。」

 「えっと、キミは・・・。」

 少しとまどいながら、マシュマーは女性店員に話しかけた。

 「私はプルツーです。いい加減にして下さい。」

 マシュマーは『しまった!』という表情をした。ここの店は、よくホテルの従業員も利用している。やはり、よく間違われるそうだ。マシュマーは、それがひどく多いようである。

 プルツーも、何度もマシュマーに言っているらしく、少しウンザリした感じだった。

 「そうだぁー。早く覚えないと社長に言いつけるぞ。ねっ、グレミー。」

 追い討ちをかけるように、さらにプルが言った。

 「なっ!?ハマーン様に!?それだけは・・・。わかった、わかった。すぐに覚えるよ。」

 (二人にからかわれている)

 そう感じたマシュマーは、困った顔をしてグレミーを見た。その心の声が届いたのか

 「コラ!二人とも。プルツー、お客様に対して何て言葉使いですか!それにプル、店の中では『マスター』だ!何度いったらわかる?二人とも社長に言いつけるぞ。」

 今度は、グレミーがプルツーとプルをからかった。

 「わかった。」(プルツー) 「ハーイ。」(プル)

 同時の返事。しかし、その返事から反省の色は感じられなかった。

 ちなみに「ニュータイプ」の常連の男性客の一部は「プルとプルツーの無邪気なところ」に萌えるらしい。

 「また来てくださいね♪マシュマーさん。」

 またも二人同時である。さすがは姉妹、息がピッタリである。

 「ああ。今度はちゃんと覚えてくるよ。」

 そう言って支払を済ませ、マシュマーは店を出た。

 ‘カラン、カラン’ 鐘の音が店に響く。










―あとがき―


 これはいうまでなく、私こと「羽根じょうご@管理人」が初めて書いた読み物です。
 とにかく、メッチャ恥ずかしいです。本当は、世の中に出せるものではないのですが、
「ホテル アクシズ」(本物)を見た時に思いついたものですから・・・。企画倒れにしたくなかったんです、自分の中で。
 そんな気持ちで、構想2日、作成2日で仕上げました。
 とにかく「なちゃいない、なちゃいないぞぉぉぉぉ!管理人」(東方不敗 風)と思う作品です。ボキャブラリーの無さ&情景描写が少ないしくどい作品になってしまいました。
 どうにかして直したかったのですが、これ以上ダメでした。とにかく悔しいです、自分。

 でも、とにかく納得がいかないけど、書きました。
 2回目も構想中です。またまたつまらない読み物ですが、書き上げましたらまた読んでください。(でもまた、ボキャブラリーと情景描写がネックです)
 皆様のご応募もお待ちしておりますので、よろしくお願い致します。











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バラのアイコンは、マシュマー様にちなんで付けた、この企画専用のアイコンです。

ピンクのバラのアイコンを発見しました。(笑)