2:脳死と植物状態の違い
*脳死と植物状態は根本的に違います*

脳死とは、頭部外傷や脳卒中などによって呼吸などを調整している脳幹を含めて
脳全体の働きが無くなり、人工呼吸器などによって助けがなければ亡くなって
しまう状態です。しばらく器械で心臓を動かし続ける事もできますが、
やがて数日後には心臓も止まってしまいます。いったん脳死となると現在注目
されている低体温療法を行っても絶対に回復することはありません。

植物状態は、大脳の機能の一部または全部が損なわれ意識がない状態ですが、
脳幹の機能が残っているので、自分で呼吸ができ、治療次第では回復することもあり、
脳死とは全く別のものです。

△▽△ 正常な脳 △▽△

 大脳:
  知覚、記憶、判断、運動の命令、
  感情などの高度な心の動き

 小脳:
  運動や姿勢の調整

 脳幹:
  呼吸、循環機能の調整や意識の
  伝達など、生きていくために必要な働き

△▽△ 脳死 △▽△
 脳幹を含めた脳全体の機能が失われ、
 二度と元に戻りません

機能喪失部分
△▽△ 植物状態 △▽△
 脳幹の機能が残っているので、
 自ら呼吸ができ、回復することもあります。


機能喪失部分