自由民主党・農林水産部会報告(H17.7.13〜15)



所属する農林水産部会において2泊3日で北海道へ視察に行ってきました。
今回の視察は、特に農・水産物のブランド化を中心に実施しました。

帯広市「川西農協」にて
川西地域は、長イモの産地としてブランド化に成功しました。
昭和46年当時1.5ha程度の作付面積であり、主に夕張炭鉱労働者の 栄養源として多く用いられ細々と栽培されていました。

そうしたなか、高度経済成長により食生活が大きく変化し、関西市場から の増産の声がかかるようになり、品質管理やそれまで手作業に頼っていたものを 機械化に勧め耕作面積の拡大を行ってきました。

昭和55年頃には「優良な種イモ」を安定的に確保することに成功し、 各生産者の栽培ほ場に行きわたるようになり、昭和60年代では100haを超え、 平成に入っても年々増加し平成16年現在で229haと耕作面積が拡大してきました。

その要因の一つとして、国内では小・中クラスのイモの需用が主となっていますが、台湾などでは薬膳料理 の材料として、加工して使用するため大きさや形に関係なく使用されることから輸出が 拡大したことが理由としてあげられます。

夕張市「夕張市農協」にて
皆さんご承知のとおり、夕張炭鉱で栄えた市ですが残念ながら今はその面影はありません。
夕張市は、中山間地に位置し一日の気温の差が著しく、農地の大半が地力の低い粗粒火山性土と なっているなど厳しい農業条件となっています。

こうしたなか、昭和30年前後から自然条件、環境などに適合した農業振興が模索されてきました。
そして、昭和35年にメロン組合が結成され研究の結果、現在の甘み、 風味ともすぐれた「夕張キング」が誕生しました。
以来、メロンの原種は農協が管理、一元集荷協同販売、厳しい検査体制により「夕張メロン」の ブランドが現在に引き継がれています。

以上の視察のなかで特に感じたことは、生産者と管理する農協の並々ならぬ努力と一体感、そして、 徹底した品質管理、生産・販売体制の確立によって、現在の「ブランド化」が確立されているということです。
富山県とは耕地面積など規模は異なりますが、発想や体制作りは大変参考になりました。

この後、帯広畜産大学では産学官の連携や北海道庁においては、平成17年度の重点施策である「食」の ブランド化推進について研修を、その他、札幌市の農業体験交流施設や冷凍寿司の開発で有名になった 食品加工会社などを視察してきました。