その他の活動報告


自民党県議会議員会 消防調査会 視察報告

視察日:平成23年8月9日~10日
視察地:兵庫県三田市及び大阪府大阪市
参加者:坂田光文 高平公嗣 高野行雄 宮本光明 武田愼一 向 栄一郎
瘧師不二夫 藤井裕久 田畑裕明 石浦 登(消防課)

視察目的

自民党県議会議員の消防団関係者で組織する消防調査会では、日常的に県内の安全・安心施策の充実や危機管理・防災対策 さらに常備消防及び消防団の資機材の整備等についての提言の行うための調査活動を行ってきた。
今回の視察においては、消防資機材の充実のため大型ポンプ車の製造工場の視察を行うとともに、東日本大震災の発災以来、 防災対策や住民の防災意識の高揚を図る必要性が高まっており、津波・高潮被害を教訓に展示・体験学習を行っている施設を 視察し、今後の富山県の施策に活かすことを目的に実施した。

視察① 8月9日(火)

株式会社モリタ 兵庫県三田市テクノパーク内

㈱モリタはテクノパーク内に56,934㎡の土地面積を保有し、製造から検定試験までを実施しており、国内消防車の 半数以上、梯子車は約95%のシェアを誇っており、アジア最大級の消防車製造工場である。
また、建造物や生活様式の多様化に伴い消防車をはじめ消火・救急救命活動の形態も多様化していることから、高所での 消火・救命活動を可能とする梯子車はもとより、数々の高性能消防車、新世代の新しい技術を提案した消防車「ミラクル キャフスカー」、世界初となる消防と救急の機能を併せ持つ「消救車」、3面開閉の新しい発想を取り入れた消防車 「レッドシーガル」等々、日常的な消防車の性能向上や安全対策はもとより、未来を見据えた技術開発、革新に努めている。
また、敷地内の悪路走行、登坂道、転覆角度測定、放水などの各種性能試験においても、緊急車両の重要性を鑑み充実したテストが実施されていた。

視察② 8月10日(水)

津波・高潮ステーション 大阪市西区江の子島2-1-64

津波・高潮ステーションは、大阪府西大阪治水事務所が所管し、防潮堤や水門の津波・高潮防御施設の一元管理を行う 「防災棟」と、府民の防災意識の向上を目的とした「展示棟」を併せ持つ施設となっている。
「展示棟」は、かって大阪を襲った伊勢湾台風やジェーン台風による高潮や、近い将来必ず大阪を襲うと言われている
東南海・南海地震と津波についての正しい知識を習得してもらうとともに、地震、津波発生時の対応などを学べる施設となっている。
 施設のコンセプトとして、
【起】海より低い大阪府域の特徴をしっかり理解してもらう。
【承】大阪府を襲った高潮を学び高潮防災施設と水防団の働きを理解してもらう。
【転】歴史の教訓に学び、高潮とは異なる津波の脅威を理解してもらう。
【結】津波災害から生命を守る知恵を理解してもらう。
とし、特に当日も夏休みとはいえ、親子連れや子供会など多くの小中学生が訪れ担当者の説明にしっかりと耳を傾けていた。

【終りに】

消防団の活動は、日常の予防消防活動以外にも災害等の対応など幅広い分野で地域住民の生命財産を守る活動に従事している。
毎年、消防施設や資機材の充実が図られてきてはいるが、多様化する社会や災害において第一線で働く消防職団員への装備 の充実が極めて重要である。今回はポンプ車の製造工場を視察したが、年々性能が充実する半面、価格も高額化しておりなか なか順次更新することも難しい環境にはあるが一層の努力が重要と感じる。
津波・高潮ステーションは、府内で行政が運営している施設としては説明員なども充実しており、きめ細かな対応がせれていると感じた。
4月に完成する本県の防災拠点施設も当然こうしたことが配慮されているが、特に小中学生や高齢者など弱い立場の皆さんに、 災害時の対応などきめ細かな説明や理解される配慮に一層努めなければならないと感じた。