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山菜採りはライバルと戦う熾烈なアウトドアスポーツです

4月19日(土)

 満開だった桜が散り始め、ヤマブキが黄色の花を咲かせ始める頃、いよいよゼンマイ採りのシーズン開幕です。山里に暮らし私にとって、このゼンマイ採りの季節がもっとも心躍るシーズンです。自分のホームグランドのゼンマイやワラビ、タラノメが誰かに先を越されてとられていないか、昨日、雨が降ったからワラビが伸びていないかなど日々の悩みの種にこれらの心配事が加わり、落ち着いて暮らせない季節となるのです。そして、これからゴールデンウィークが終わるまでの約3週間、山菜を巡るライバルとの熾烈な戦いと駆け引きが始まるのです。

 というわけで、4月19日に今年初のゼンマイ採り・タラノメ採りに出かけてきました。朝方まで雨が降り続いていたのですが、朝、5時に家を出発し、私のホームグランドまで車で移動。いつも車を止める場所にはほかの車の姿はなし。ラッキーなことに一番乗りです。朝方までの雨のおかげで誰もまだ来ていないようです。車から降り、レインウェアを着て、さっそく山菜採りをスタート。しばらく歩くと、毎年、私が一番乗りをするタラノメがたくさん取れる場所に到着。しかしながら、残念なことに昨日か一昨日あたりに誰が入ったらしく、ほとんど採られていました。しかたがないので、そのほかの場所に向かいましたが、そこも人が入ったらしく、私はとりこぼしのタラノメを丹念に探すしかありませんでした。ちなみにタラノメは一度、芽を採ったあとにその脇からまた芽が出てくるのですが、その芽をさらに採ってしまうとその木が枯れてしまうので、ほかの人に1番の芽を採られるとそのシーズンはそれで終わりになってしまいます。ですから、タラノメ採りこそ一番乗りをしなければならないのです。実を言うと、5日ほど前に一度下見を兼ねてその場所に来ていたのですが、そのときはまだ芽が小さかったので、採らずに残してきたのですが、その間に芽が大きくなり、人に採られてしまったのでしょう。とりあえず、今年のタラノメの戦いは私の負けです。(と言いながら、取りこぼしのタラノメはかなりあったので、充分に採らせていただきました。)

 さて、タラノメの戦いは負けたのですが、そのあと、ゼンマイのポイントに行ったら、久しぶりの大漁でした。ほとんど人が入っていないうえに、ゼンマイがちょうど採り頃時期。絶妙のタイミングでした。みごとに太くなった株ゼンマイが一団の固まりになって生えており、久しぶりに心躍る気持ちでゼンマイを採ることができました。久しぶりの重量感のあるザックを担ぎながら、自宅に帰ることができました。

 午後からは小学4年の息子を連れて別の場所に山菜採りに出かけました。ほとんど遊びで行ったのですが、そこそこゼンマイとタラノメを採ることができました。息子も昨年までとは違い、危ない斜面でも一人で上ったり、降りたりしながらゼンマイを採るようになり、「さすが私の息子だ」となぜかうれしくなりました。

タラノメ



本日の午前の部の収穫(ゼンマイ)



新緑の森の中は気持ちがいい 


4月26日(土)

 1週間ぶりに山菜採りに出かけました。今回の目的はワラビ。今週は雨も降ったので、ワラビがもう伸びてきているはずです。朝5時に家を出発していつものワラビポイントへ向かいます。運よく誰もまだ来ていません。さっそく、通いなれた斜面をかけあがると予想通りワラビがたくさん出ています。さっそく、久しぶりのワラビ採りの感触を楽しみながら広い斜面を登ったり降りたりしながらワラビをとります。斜面を登りきった山の上のほうに辿り着くと、ちょうど朝日が昇ってくる瞬間に出くわし、なんともいえないすがすがしい気分になります。新緑の緑と気持ちのいい朝の空気、やっぱり山はいいもんだなあとつくづく感じます。

 ワラビポイントでひととおりワラビを採ったあと、時間があったので、先週、ゼンマイとタラノメを採ったポイントに行きます。あまり、期待せずに行ったのですが、けっこう採ることができました。また、ウドもそこそこ採ることができました。食べごろのタラノメやコシアブラもあったのですが、さすがに先週、食べ過ぎたので、今回は採るのをやめました。

 この季節、里山で新緑を眺めながら、一人で山菜採りをすることは最高です。早朝の森の中で一人でいると自然と一体化していくような気持ちになります。やっぱり、山はいいですね。


やっぱりワラビ採りは楽しい

5月3日(土)

GWに入り、多くの人が山菜採りに来ているので、もうワラビはないだろうと思いつつ、1週間ぶりにワラビ採りに出かけました。ほとんど人に採られていると思いきや、思いのほか多くのワラビが採れました。ちょうどタイミングが良かったのでしょう。長くて太いワラビを採るときの気持ちの良さはなんともいえません。1本採って、回りを見渡せばまた1本。ワラビ採りはこれの繰り返し。やっぱりワラビ採りはいくつになってもやめられまん。

本日の収穫のワラビ


太いゼンマイを見つけました

5月5日(月)

小白木峰に登った帰りの国道沿いで太いゼンマイを見つけました。さすがに奥山の大長谷。私の住んでいる付近の里山ではめったに見かけることのない太いゼンマイでした。国道を歩きながら少しだけゼンマイを採らせてもらいました。




ススタケ採り

5月10日(土)

4週連続の山菜採り。今回はススタケ採りです。実を言うと、ほんとうは夫婦山に登りたいと思いつつ、嫌がる息子を登山道の入り口まで連れていったのですが、やはり山登りがどうしても嫌だというので、しかたなく、林道沿いを歩きながらススタケ採りをしました。30分ほどしか採らかったのですが、なんとか食べる分くらいは採ることができました。しかし、ここのススタケは大長谷のススタケと違って細い。採ることは楽しかったのですが、こんな細いススタケではまた嫁さんにしかられるだろうなあ。とりあえず、ススタケ採りは30分ほどだけ、そのあとは暇つぶしに野積川の上流部で息子に釣りをさせたら、イワナが3匹釣れました。(小さかったので、すべてリリースしました)

道路沿いで見かけたカモシカ


本日の収穫



ススタケ採りシーズン開幕です

6月7日(土)

久しぶりの山菜採り。いよいよススタケ採りのシーズン開幕です。朝、5時前に家を出発し、5時40分頃に金剛堂山の登山口の猿越ダムに到着。もう、山菜採りの自動車が6台も止まっています。約30分ほど歩き、ススタケ採りのポイントに到着。早速、竹やぶに入り、ススタケ採りの開始です。ちょうどいいススタケの出始めのタイミングで、1年ぶりに面白いようにススタケを採ることができました。約2時間ほどでザックいっぱいになり、そこでススタケ採りを中止。家族と親戚に少し裾分けする程度の量を採ってやめるのが一番です。いつもなら、金剛堂山の頂上を目指すのですが、今回は頂上に向かうのをやめ、下山して、イワナ釣りに行きました。

緑が眩しいブナの若木の森



ヤマブドウ採りに行ってきました

10月1日(土)・2日(日)

 何年ぶりかに岐阜県境にヤマブドウ採りに行ってきました。今回は息子と息子の同級生家族との5人のキャンプを兼ねてのヤマブドウ採りです。藪をかきわけ、たわわに実ったヤマブドウを見つけると野性の血が騒ぎ出します。熊か猿にでもなった気分でひたすらヤマブドウを収穫します。もう、最高の気分です。収穫したヤマブドウは酸っぱくてそのままでは食べれませんので、法に触れそうな気がしますが、自家製ワイン作りに挑戦です。ヤマブドウの実を房からはずし、梅酒用のビンに放り込み、潰します。あとは10日後に皮をガーゼで濾し、砂糖を加えて熟成させます。はたして、どのようなワインが出来上がるのか今から楽しみにしています。

 ヤマブドウの実


収穫したヤマブドウ:これはまだ収穫したヤマブドウの半分です