拝礼の作法
 大きな神社などに一般参拝されるときは、拝殿前に設置された賽銭箱の前でお参りされることがほとんどかと思います。拝見しておりますと、このようなときの参拝作法が意外と知られていないようですので、ここで説明いたします。
1. まず、境内に入ったら手水舎を探し、手水を取ります。
2. ご神前(賽銭箱の前など)に立ち、賽銭を投げ入れます。
3. 大鈴が下がっていれば、これを勢いよく鳴らします。これは自分で行うお祓いですから、必ず拝礼の前に鳴らします。
4. 二礼二拍手一礼により拝礼します。慌てずゆっくりと行います。ここで行う「礼」は「拝(はい)」と呼ばれ、腰を90°に折り曲げる深い礼です。注意すべきは、手を合わせたまま祈念しないということです。祈念は最後の一礼の際に行います。
5. 軽く会釈をし、ご神前から下がります。
 細かな作法はいろいろあるのですが、とりあえずはこれだけ憶えておくとよいでしょう。