お正月について
 正月を祝うのは神事のひとつです。各家に「歳神様(としがみさま)」をお迎えし、その年一年分の霊力を各自いただくのです。門松は歳神様をお迎えする目印であり、鏡餅は歳神様のご神体となるわけです。これで「お年玉」の本来の意味も想像がつくかと思います。「歳神様からいただくたましい」のことです。子供に一年間過ごせるだけの霊力をお金に変えて与えているというわけです。歳神様は鏡餅に宿られますから、お年玉と称し、子供に餅を担がせる風習の残っている地域もあります。お正月は歳神様から霊力をいただけるから目出度いわけですね。
 初詣は氏神様や崇拝する神社へ詣でて、昨年一年間の感謝とその年はじめのご挨拶することです。こちらは歳神様とはまた別の神事です。
 大晦日の晩には「大祓い」の神事も行います。新年を迎える前に、一年(6月30日に大祓いをした場合は半年)分の罪穢れを祓う神事です。除夜の鐘も、この神事がお寺に取り入れられたもののようです。