厄祓（やくばらい）
　数え年で、男性は二十五歳と四十二歳、女性は十九歳と三十三歳になった年の早い時期（元旦が理想的）に、病気になったり災いに遭ったりしないよう神様にご祈念いたします。また、厄年の前後一年間を前厄・後厄として、厄年と同様にお祓いを受けられる場合はその旨を事前お知らせください。
　人間は生まれると「幸と不幸の波」に乗ります。つまり、良いことと悪いことが繰り返し交互にやってくるのです。人それぞれ、その周期には差がありますが、厄年の付近でほぼ一様に不幸の波となるのです。この不幸の波が深いと命すら危うくなるため、神様のお力を頂いて、あまり深くなりすぎないようにするのです。もちろんその分の幸の波は低くなるかもしれませんが、平穏に暮らすためには正しい選択といえるでしょう。
　男女六十一歳の還暦は、年祝い（としいわい）といってお目出度いことになります。中には男の六十一歳を厄とする地域もあるようですが、当社では祝い事ととして感謝の祝詞（寿詞）を奏上いたします。
お持ちいただく物：
 初穂料・酒・餅など
服装：
 正装
その他留意点：
 男性の場合、紋付袴か礼服が基本ですがスーツでも問題ありません。
お渡しする物：
 厄守護札（御守り）
※お渡しする御守りは肌守（はだもり）です。その年の大晦日まで、できるだけ身につけるように心がけてください。