飛騨古川・八ツ三館
2007.12.5(水)〜6(木)

 久し振りに古川に行ってきました。まずは飛騨古川まつり会館へ。毎時00分、20分、40分に開始するハイビジョン3D映像で飛騨古川祭の迫力を体感。もちろん3D用メガネを着用します。映像と音響のみで、解説がないのが少し残念なのと、座席の前後が狭いので、隣に人が座ると私みたいに大柄だと足が窮屈。しかし祭をその場にいるような感覚で見られるのは良かった。
 

飛騨古川まつり会館

まつり会館内

カラクリ人形の操作できます

コンピューター制御のカラクリ人形
 
 館内で実物の祭屋台、コンピューター制御のカラクリ人形の実演を見学後、ボランティアガイドさんの案内で古川の町並み散策へ。起し太鼓展示では実際に太鼓をたたくことができます。名前は祭が始まる合図に太鼓をたたいて町民を起してまわったことからきているようです。
 名物の鯉は冬のため、別の場所に引っ越しした後でした。白壁土蔵の町並みでは、ガイドさんから「ここから向こうの見える所までが1軒の持ち物」という話に驚きました。
 NHK連続テレビ小説「さくら」に登場し、さくらが下宿することになったろうそく店「三嶋和ろうそく店」はあいにく休業日(水曜休)だったため外観のみ見学、残念っ!


起し太鼓、試し打ちできます

起し太鼓の里広場

鯉は冬のため引っ越し済み

見える範囲が1軒の所有!

白壁土蔵と瀬戸川

灯籠 

登録有形文化財の酒蔵

三嶋和ろうそく店

 寒かったため、散策は少し早めに切り上げ、宿泊する八ツ三館(やつさんかん)へ。昼食場所として旅行会社の間では有名だが、実際に宿泊するのは初めてだ。
 入って、まず抹茶と干し柿で一服した後、館内散策してからお部屋へ。古い建物だが、中は整っていて落ち着いた雰囲気が漂う。個人的にはミニシアターがあったり、お休み処や喫茶室で落ち着いた音楽が流れていたりして気に入りました。部屋の中にも小さい囲炉裏があったり、館内用と就寝用の二種類の浴衣を揃えていたりと、他の旅館にはない良さもありました。お休み処ではマッサージチェアなどがあり、ガラス越しに見える庭を眺めながらリラックスできました。選曲も良かったです(この日は“ting ting”という中国琵琶奏者の演奏がかかっていました)。
 宴会時にご主人から八ツ三館や飛騨古川、大竹しのぶ出演の映画「あゝ野麦峠」などについて、流れる口調で紹介があり、これも一度は聞いておきたい名物です。


八ツ三館

玄関までの小径

八ツ三館入り口

玄関の様子

心地よい音楽が流れる喫茶

飛騨の駄菓子とお土産

ここも心地よい音楽が

庭を眺めながらマッサージ

ミニシアターで名画上映

登録有形文化財の本館玄関

映画「あゝ野麦峠」の資料

撮影当時の八ツ三館模型

中庭

お部屋にもミニ囲炉裏

本光寺のライトアップ

朝の本光寺

 八ツ三館にはカラオケや二次会用のクラブなどがありませんので、静かに落ち着いて過ごしたい方に向いている旅館です。食事もおいしかったので、私はとても気に入りました。また泊まりに行きたい!