おわらの町にジャズの風 2001〜2003
ご出演いただいた皆様




日野 皓正 (ジャズトランペッター)
 1942年10月25日生まれ。9歳の頃からトランペットを習い始め、13歳の頃には米軍キャンプのダンスバンドで活動を始める。1964年、白木秀雄クインテットに参加し、1965年ベルリンジャズフェスティバルに出演し喝采を浴びる
 1967年初リーダーアルバム『アローン・アローン・アンド・アローン・』をリリースし、その後マスコミに“ヒノテルブーム”と騒がれるほどの絶大な注目を集める。1975年、NYに渡り居を構え、ジャッキー・マクリーン、ギル・エバンスなどと活動を重ねる。1989年、ジャズの名門レーベル“ブルーノート”と日本人初の契約アーティストとなり、アルバム『ブルーストラック』は、日本はもとより、アメリカでも大好評を博す。
 その後、日野皓正&ASIAN JAZZ ALL STARSを結成し、1995〜1996年に北米-アジアツアーを行い、2001年にはインド、パキスタン、カンボジアでのツアーを行う。
 また、アルバム『D・N・A』をリリースし、レコーディングメンバーにてジャパンツアーを行い、この『D・N・A』プロジェクトが平成13年度、芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)を受賞する。
 2003年7月2日、ニューアルバム『Here We Go Again』リリース、
現在大阪音楽大学客員教授として後進の指導にもあたっている。
多田 誠司 (アルトサックス)
 八尾町でおなじみのバンド「the MOST 」のリーダー。
 1960年生まれ、香川県高松市出身。大学卒業後5年のサラリーマン生活を経て88年上京、様々なバンドで活躍。大西順子(P)4やJAZZWORKSHOPの一員として高い評価を得る。
 『THE GIG』(東芝EMI)以降4枚のリーダーアルバムをリリースしている。
 現在、自己のバンドはもちろん日野皓正QUINTET他、数多くのバンドでレギュラーを務めている。躍動感あふれる音楽表現にファンが多い。
 2003年10月、「the MOST」3rdアルバムをリリース。
石井 彰(ピアノ)
 the MOSTのピアニストとして八尾町でおなじみ。 
 1963年生まれ。大阪音楽大学作曲科卒業。 関西でプロ活動を始め、 現在自己のトリオ、日野皓正他多くのバンドで活躍。小林桂など多くのミュージシャンとのCDリリースにおいて演奏・作・編曲を提供。
 確かな音楽的教養・理論の基盤の上に築かれた、美的センスが高く評価され、共演を望むミュージシャンたちが後を断たない。一昨年9月に初リーダー作「Voices In The Night」以降4枚のアルバムをリリース、好評を博している。
大坂 昌彦(ドラムス)
 1966年 9月28日秋田県生まれ。幼少より音楽的環境に恵まれる中、10歳からドラムを本格的にはじめる。バークリー音楽大学卒業後90年帰国。92年 双頭コンボ「大坂・原クインテット」を結成、人気を博す。
ジャズ誌読者投票ドラムス部門で95年から8年連続1位に選出される。5作目のリーダーアルバム『リボーン』を昨年発表。
演奏はもちろん、コンポーザーやアレンジャーとしても高い才能を発揮している。
井上 功一(ドラムス)
 1969年生まれ、山口市出身。高校在学中よりドラムを習い始める。
マイルス・デイビスを聴いてジャズに傾倒。上京後、日野元彦に師事する。
秋山一将(g)カルテットでプロ・デビュー。以後、本田竹広(p)、吉岡秀晃(p)、
五十嵐一生(tp)、寺井尚子(vi)などのバンドに在籍し、現在は高橋知己(ts)
西尾健一(tp)などで都内ライブハウスを中心に活動中。
また日野皓正クインテットのレギュラーメンバーとしても活動中。
2001年夏公開の和田誠監督、真田広之主演、映画「真夜中まで」に出演。
金澤 英明(ベース)

 1954年北海道生まれ。ジャズ・ベーシストとして、ジョージ大塚、阿川泰子、渡辺貞夫故ハーマン・フォスターなどのバンドを経る。
 現在は、日野皓正グループのレギュラー・ベーシストを務める傍ら、数多くのミュージシャンと共演、とくに、近藤房之助、塩次伸二、小島良喜らとの出逢いにより、自己の音楽領域を更に拡大する。堅実なべース・ワークと人柄が多くのファンの支持を得ている。
2003年7月リリースの日野皓正ニューアルバム『Here We Go Again』に参加
上村 信(ベース)
 1964年生まれ、群馬県前橋市出身。92年に大坂昌彦&原朋直クインテットに参加。以来、8年間に渡り同グループのベーシストを務める。96年にダスコ=ゴイコヴィッチの初来日ツアーおよび、 CD Good OldDaysのレコーディングに参加。97年には米国ワシントンD.C.の"桜まつり"の一環としてケネディーセンターで開催されたコンサートに出演。現在では、自己のカルテットでの活動の他に、大山日出男4、大森明4、岡崎brothers、T.M.D.(東京銘曲堂)、the MOSTなど、首都圏を中心に様々なセッションで活躍中。ハーモニーセンスの良さと、安定した力強いビートによる的確なサポートで、多くのミュージシャンから厚い信頼を寄せられている。
塩田 哲嗣(ベース)
 1969年生まれ。初めはE.BASSで活動を始めるが、次第にJAZZに興味を持ち、PIANOの西直樹に見込まれてJAZZ界入りする。以来、中村誠一、大口純一郎, 椎名豊、井上祐一、原大力らのグループと共演を重ねる。また、雑誌『JAZZLIFE』のインタビュアーとして、数多くの一流ジャズミュージシャンと接する。2001年にはsaxの多田誠司リーダーのthe MOSTに参加、その後渡米、現在自己の新Unit”Skfank"を、結成。自己のバンドでのNY bluenote出演など精力的な活 動を展開している。
越智 順子(ヴォーカル)
 日本人離れした声量と抜群の歌唱力を持ち、現在最も活躍が期待されるジャズシンガー。ハイレベルなライブ・パフォーマンスを通じてJ-JAZZシーンにおいて非常に高い評価を得ている。レパートリーは幅広く、ジャズ・スタンダードはもちろん、R&B、POPS、ゴスペルの名曲まで歌いこなす実力派。またステージ上では、ライブだけではなくMCも売りの1つ。1999年10月リリースの自主制作CD”EXPOSURE”は、STEREO誌99年度下半期最優秀録音盤に輝くと同時に、ジャズ・ライフ誌99年度ヴォーカル部門でベスト4を獲得。2001年11月、メジャー・デビューアルバム「JESSE」を、
2002年11月にDAVID KIKOSKIトリオによるニューヨーク録音CD<What Do You Want For Love?>をリリース。
沢田知可子(ヴォーカル)
 OLを経て'87.10.5「恋人と呼ばせて」でデビュー。'90リリースした「会いたい」が有線から火が付き大ヒットとなる。その後「幸せになろう」「Day by Day」などヒット曲多数。2001年10枚目のアルバム「Rapsody(ラプソディー)」をリリー ス。2002年にはプレステーションゲームソフト「ぼくのなつやすみ2」で井上陽水の「少年時代」が挿入歌となり、「永遠の少年たちに捧ぐララバイ」というコンセプトでアルバムを発売。2003年7月には「gift」が生きる力を与えるメッセージソングとして評価を受けて、日本青年会議所主催の人間力大賞厚生労働大臣奨励賞を受賞。
小川 もこ(DJパーソナリティー)

 八尾町にジャズの風を吹かせた、、いわば風の人。
 北海道札幌市生まれ。フリーアナウンサー、DJ、パーソナリティとして多岐に渡る活躍を続ける。真摯な人柄と等身大の放送姿勢により、全国津々浦々に数多くのファンを持つ。
 現在、「YAJIKITA on the road」「セッション505」「FOR YOU未来倶楽部」「MO'COOL JAZZ」のレギュラーパーソナリティーを担当。テレビ朝日系「隠れ家ご飯」インタビュアー、講演会講師、ナレーター、リポーター、イベント司会、エッセイ執筆、ジャズフェスの司会、企画などでも広く活動中。