タイトルイメージ 本文へジャンプ
今年も獅子舞奉納 河西集落に春が来ました

 今年も昨年に引き続き河西集落伝統の獅子舞を奉納しました。昨年は急遽、獅子舞の復活を決めたこともあって練習期間も短かったのですが、今年は1月にテレビ取材もあったことから、早い時期から練習を開始。獅子取りには小学3年生の女の子2名、獅子まわしの前には中学1年生、獅子まわしの後ろにはと小学6年生と地元の若手を抜擢。約20日間の厳しい練習を行いました。

 4月2日の春季祭礼当日は、天気予報では雨または雪となっていましたが、朝には、前日からの雪も上がり、青空が広がる絶好の祭り日和。雨にもあわずに順調に6箇所の神社と2箇所の地蔵様、忠魂碑で獅子舞を奉納しました。昨年と違い、気温が非常に低く、手がかじかむなど笛吹きにはたいへん厳しいコンディションでしたが、河西に春を告げる獅子舞を無事に奉納することができました。

 夕方6時からは、公民館で集落内の住民の方やお客さんを招いての獅子舞披露。大勢のお客さんに喝采を浴びながらあねま獅子やおばこ獅子などを披露しました。今年デビューした小中学生コンビの獅子舞と女の子が演じる獅子取りの演技に大きな拍手がおくられていました。また、若手の獅子まわしに負けじと、二人合わせて100歳を越える中高年コンビが演じる躍動感溢れる巧みな獅子舞にも大きな拍手がおくられていました。

 過疎化、高齢化が進み、限界集落に近づいている河西集落ですが、何も行動せずに嘆いてばかりいても事態は変わりません。今いる住民みんなで知恵を出し、汗を流しながら今出来ることを行っていくことが大切だと思っています。伝統ある河西の獅子舞をなんとかみんなで力を合わせて継承していきたいと思います。