杉原神社の由緒を簡潔にわかりやすくご紹介いたします。
「古書取調書」中から、杉原神社に関する記述をそのまま抜き出しました。
関連古文書等より杉原神社に関する記述を集め、私見を交えて論説調にまとめてみました。
全部で三社存在する杉原神社についての紹介です。
 延喜式内 杉原神社
杉原神社略説
古社取調書
各古書より
杉原神社三社
杉原神社について
 はっきりとした発祥年代はわかりませんが、少なくとも千五百年以上(おそらく二千年近く)の歴史があります。
 その昔、一本の杉の大木に降り立たれた神様がこの地に流行っていた疫病をお鎮めになられました。人々はこの神様に感謝し、社殿をお造りしてお祀りするようになりました。時が流れ(といってもこの時点で一千年以上昔です)、未曾有の豪雨がこの地を襲いました。しかし、一組の夫婦(辟田彦・辟田姫)の命がけの努力により、田畑を守り抜くことができました。人々は彼らを讃え、疫病をお鎮めになった神様と併せてお祀りするようになりました。これが杉原神社としての始まりです。
 現在はさらに水分大神(水神様)、天神様、八幡様、建御名方神(お諏訪様)を併せてお祀りしています。ここ黒田の氏神様としてだけでなく、病気平癒・夫婦円満を始め、学業成就・開運招福など広い御利益のある神様として信仰されています。