１９日朝、連日の好い天気！仕事の段取りをしてから雅樂倶へ向い、大島氏と一緒に沢田さんとマネージャーの今野さんを空港まで送りました。「帰りたくなぁ〜い、・・けど仕事があるから」と言う沢田さん。このライブをきっかけにまたジャズを歌ってくれたらいいな。また会いましょうねって握手してもらい、お別れしました。握手してもらった手・・離したくなかったけど・・。空港から戻る途中、大島氏と食べた昼食は“うどん”でした。・・「何食べる？」「うどんくらいなら入りそう・・」「同感だね(笑) 」。雅樂倶へ戻ると自慢のフレンチ懐石、フルコースの昼食がはじまっていました。もこさん、越智さん、MOSTメンバーみんな元気元気！！「美味しいよぉ！武内さん達もいただいたらぁ？」いいなぁ〜・・けど俺達、胃が痛いのよん、それに“うどん”食ってきたし・・(涙)。
　このイベントの告知等でたいへん協力してもらっている八尾ＣＡＴＶ。今年のジャズイベント特別番組の中に「ジャズ談議」なるものを入れたら町の人がもっと関心を寄せてくれるんじゃないかと思い、もこさん、多田さんに出演を依頼しました。食事終了後ホテルの一室を借りて収録を行ないました。出演者はもこさん、多田さん、大島氏と私。前日行なわれたライブの感想から、ジャズの魅力について、八尾の魅力について、これからどんな方向に持っていけば良いか等々、まるでシナリオがあるかのように話がすすみました。話の中に　もこさんが入るとこんなにも違うものなのですね。多田さんお昼にちょっと飲みすぎちゃったかな？絶好調の話っぷりで、「来年は５０００人規模のジャズフェスやろう！！私が約束しますっ！」って・・言っちゃったぞぉ〜責任とってね!!（笑）。
　収録が終わって、リハーサルまでの間しばらく時間があったのでサラさんを迎えに一旦八尾へ戻ることにしました。家には、かつみちゃんとけせらさんが来ていました。けせらさん・・無理だ無理だと言いながら、やっぱり来ちゃいましたね（笑）。「することなかったから、アンケート集計しときました」ってサラさん、・・あなたはスゴイ人だ！！もうそろそろチェックイン出来ますね？・・で、再び雅樂倶へ。お部屋をご予約のお三方はこれより至福の時間へと向われたのでありました。実行委員達にもゆっくりしてもらいたくて雅樂倶さんに無理を言って大きめの部屋をとってもらっていましたが、その部屋をthe MOSTメンバーに使ってもらうことにしました。４人はライブ終了後富山市内のホテルへ移動することになっていたものですから・・。強者ぞろいの実行委員達ですが、ここでは雅樂倶のスタッフの足手まといにならないようにしているしかなく、あっちフラフラこっちウロウロ。リハーサルが始まるとお客さんがロビーに集ってきました。公開リハーサルってのも今回特別にお願いして実現したことだったのです。
　「武内さんですか？」って声かけてくれたのは、静岡の黒田さんでした。メールで問い合せをいただいたのに、大したことも出来なくて申し訳なく思っていましたのに、ステキなおみやげをいただいちゃいました。多田さんと越智さんの生写真、モノクロですごく良い写真・・早速サインしていただいて私の宝物とさせてもらいました。午後７時半、食事を終えたお客さん達がロビーへ集ってきました。お酒をたぁんと召し上がってご機嫌な方もみえました。あっという間に席が埋まり、雅樂倶ジャズ浪漫〜一期一会の夜〜がスタートしました。もこさんのＭＣが始まると、いきなり「もこさぁ〜ん！！」と声がかかった・・かなり酔ってらっしゃる方がいるようだ。一抹の不安が頭をよぎりました・・お願いだ、も少し静かに聴いとくれ！！
　１st Setはthe MOSTのステージ、・・まさに、夢叶ったり！！とはこのことです。MOSTの演奏をライブハウス感覚で、ちょっとリッチな気分で味わってみたいというのが私の夢でした。スタンダードナンバーの「マイ・シャイニング・アワー」からスタートし、「In The Field」、ＭＣをはさんで「Feast After The Festival」「 Everything I Know」と続き、「Dark side Of The Force」どんどん会場がヒートアップしていく中、１st Setが終了しました。演奏者と同じ空間を共有しながら、ほろ酔い気分で聴くthe MOST・・気分は最高！！後方のお客さんのざわめきが気になりましたが、楽しんだ方が得だと思い、演奏を聴くことに集中することにしました。
　休憩をはさんでの２nd Set、いよいよゲストボーカリスト越智順子さんの登場です。「デイ・バイ・デイ」「ホワッツ・ア・ディファレンス・ア・デイ・メイド」でお客さんをノリノリにしてから始まったオチジュントークで会場は爆笑の渦。３曲目はしっとりと「コーリング・ユー」、大坂昌彦フューチャー「ミスティー」があって、本日のスペシャル「“おわら”ジャズバージョン」が演奏されました。目からウロコ、実際に観たことのないおわらを越智さんがどのように歌い、the MOSTがどう演奏するか楽しみだったのですが、予想をはるかに上回る迫力に圧倒されました。多田さんのソロ演奏、すごく良かったです。会場は割れんばかりの拍手でした。続いてはセッション５０５でも聴かせてくれた「ラヴィング・ユー・ワズ・ライク・ア・パーティー」、そして石井彰さんのピアノとデュオで「ダニーボーイ」、最後は多田さんのソロで始まる「スペイン」でした。もう満足、大満足のステージでした。アンコールはthe MOSTの「Orpheus」、そしてオチジュン再登場で「サマータイム」・・本当に贅沢な取り合わせ、最高のライブでした。