午後5時30分、開場準備が整って、さぁ開場です。「いらっしゃいませ、どうか慌てずに順序良くお入り下さい。」この日を待ちかねていたたくさんのお客様がどんどん入ってきます。開演までの一時間があっという間でした。
 無料招待した中学生80人あまりが所定の場所に入り、会場はほぼ満席、、当日券も20枚売れ、あとからの集計したところ1250枚のチケットが売れていたというから、これはすごい!! スタッフを入れると1300人を超えた会場は熱気にあふれていました。
 この時やっとコンサートの成功を確信し、感激で胸がいっぱいになっている私でした。「お疲れ様でした、たくさんのお客様ですねぇ!?」と声をかけてくれたのは、山口県から来てくれたかーやさん、愛知からハッシーさん、原平太さんはお友達連れで、、モコリストのみなさん、本当にありがとう!!
 
 そして、開演。。もこさんがステージに登場、そして荒井修さんをステージへ招きあげ、幕前トークがはじまりました。荒井さんは日野さんのことを兄貴とおっしゃるんです。長いお付き合いの中のいろんなエピソードをお話になります。もこさんとは初対面で打ち合わせもそうしていないのに、うまい具合にに話が展開していきました。1300人のお客さんがうんうんと首を縦に振る、同時に笑う、、ステージと客席はこの時既に一体となっていました。


 「それでは日野皓正クインテットの皆さんの登場です!!」拍手で迎えられた日野さん、多田さん、石井さん、金澤さん、井上さん、、きゃーカッチョイイ!!
 小松でもそうでしたが、立て続けに4曲ノンストップの演奏がはじまりました。『Angel Smiles』『枯れ葉』『川の流れのように』『Everything』演奏を聴くよりは、お客さんの反応が気になって、客席をじっと眺める私でした。腕を組んで目を瞑っている人、縦に横に体を揺らしている人、あんぐり口を開けて聴いてる人、それぞれがいろんな思いでこの演奏を聴いているのだろうなぁ、みんなとてもイイ顔してるなぁ、とても幸せそうだなぁ、、
 拍手がすごい。1300人による割れんばかりの拍手って迫力あります。観客の気持ちがきっとステージに直接伝わっているんだろうなぁ。。


 4曲演奏の後、日野さんのトークがはじまりました。本当に楽しいね、人を惹きつけるとてつもないオーラを持った人です。曲目紹介でつまづいて、(きっとわざとでしょうけど、、)助けを求めるかのように、もこさんをステージへ呼び込む「○○ちゃん!!」けど名前が違う。。ちょっとムッとした雰囲気でもこさん登場、「ばぁさんや!、、あれはどうだったかいのぉ〜」「じぃさんよ、それはこうじゃないんかぃ?」会場からおおきな笑いが何度も沸き起こりました。
 「それでは、楽器の紹介をします、、ピアノ、ヤマハ!!ベース、木(き)!!」心から笑わせてくれます、心を解き放ってくれます。。


 お話が済んで、また演奏が始まりました。『All You Are and More』そして会場いっぱいに流れはじめたBGMは、今は亡き日野元彦さんが叩くドラムソロ、それに合わせて作曲された『Authentic』がはじまりました。天国から聴こえてくるかのようなドラムとメンバーの演奏とのコラボレーションが不思議と心に響く曲でした。最後の曲は元彦さん作曲の『It's There』。。

 ここで、私たち実行委員会と未来倶楽部実行委員会が企てたセレモニーを行うことに。。次の週61歳になられる日野皓正さんの誕生日祝いを観客のみなさんと一緒にやって、日野さんを驚かせようというもの、、多田さん、石井さんの伴奏と もこさんの案内で「Happy Birthday」を大合唱、61本のバラの花束がプレゼントされました。
 日野さんも一緒になっての演奏の後、その大きな花束を客席へ、、、。受け取った方は奇遇にも4時頃早くも会場に着き、一番最初に並ばれた女性でした。


 あっという間に2時間が過ぎて、アンコールが始まりました。曲目は『Work Song』、お客様は総立ち!!踊る人、手を振る人、手拍子で会場が埋め尽くされたって感じでしょうか、花束を用意して舞台袖に控えていた実行委員会の女性陣もステージ上へ呼び上げられてしまいました。


 メンバーがステージを下りても拍手が止まない、、観客の皆さん全員が素晴らしく活き活きとした笑顔で、その場を離れようとしない。「お疲れ様でした、ありがとうございました。」と挨拶をした後は、速攻で片付けにとりかかる。。売店では飛ぶようにCDやTシャツが売れ、サイン会には長蛇の列。。一昨年のthe MOSTライブをふと思い出しました。あの時もすごいと思ったけど、半端じゃなくすごいや!!
 二日間かかって作った会場を元の状態に片付けるのに、たった2時間余り、、みんな疲れているのによく働くこと、、。あれ? サラさんばかりでなくて、かーやさんもハッシーさんも、Keiちゃんやそのお友達まで手伝ってくれている、、ありがとう、一緒に打ち上げに参加してね!!

 CDは売り切れてしまい、、  サイン会には長蛇の列 控室に残された落書き