婦負の開祖神

神葬祭(しんそうさい)

　神道を自分の宗教とされている方が帰幽(きゆう)される（亡くなる）と、神式のお葬式である「神葬祭」を行います。神葬祭は基本的にお住まいの地域の氏神様に奉職している神職に依頼します。それ以外の神職にご依頼を希望の場合は、事前の申し合わせが必要です。
　最低でも３名、多い場合は１０名を超える神職が集まって斎行いたします。伶人（雅楽の演奏者）を依頼する場合は少なくとも三管（龍笛・篳篥・笙）が望ましいので、３名加算することになります（略す場合はCDなどで雅楽を流します）。

　神葬祭は「枕直しの儀」に始まり、「帰家祭(きかさい)」に至るまで数多くの祭儀を行います。また、その後も、十日祭に始まり五十年祭に至るまで、数々の祭礼を執り行っていく必要があります。その都度、神職に依頼する必要がありますので、神職とは長いお付き合いになるとお心づもりください。

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時期：	息を引き取られた後、できるだけ早く
ご用意いただくもの：	斎場(さいじょう)、守刀(まもりがたな)、御霊舎(みたまや)、仮御霊舎(かりみたまや)の場所、墓所、墓標、神饌、他
服装：	喪主は斎服 または 喪服、他は喪服
お教えいただくこと：	故人の氏名・享年・略歴、帰幽日時、他
その他の留意点：	打合せ事項が大変多いので、すぐに神職にご連絡ください
お渡しするもの：	霊璽(れいじ)
所要時間：	全祭儀総計で約４時間 〜 ６時間（参列者数によって大きく変動）
初穂料の目安：	（神葬祭全体で）斎主：約二十万円 〜 三十万円、副斎主：斎主の半額程度、斎員：斎主の1/3 〜 1/4程度
補足：	※神葬祭は突然行わなければならなくなる場合が多いので、そうなる前に神職とできる限りの打合せをされておかれるとよろしいでしょう。

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ご用意いただく神饌の内容
枕直しの儀、通夜祭から十日祭、一年祭以降、各祭儀により異なります。