（※写真準備中です）
天然石として、またパワーストーンとしても広く知られているもののひとつが、このアメシストです。和名を「紫水晶（むらさきずいしょう）」または「紫石英（むらさきせきえい」）」といいます。
ジオード（晶洞）タイプのものはアメシストドームと呼ばれ、社運隆昌、家運上昇の効果が高いと言われており、会社事務所、店舗、一般家庭の玄関などにも置かれています。また、お店の新装開店などで贈ったりする人もいると聞きます。これはアメシストドームに「良い気を集める」作用があるからだとされているようです。これって本当なのでしょうか？
私の見解は「あながち間違いではない」です。正直、数年前までは私も商売繁盛のような効果があるとは思っていませんでした。でも、アメシストドームを店に置いてから変な客が来なくなったとか、あきらかに仕事が増えたとか、トラブルが減ったとか・・・そういう現場の話を直接聞くことが多いのです。
しかし、これは「石の力」というわけではなく、他の要因も考えられます。例えば、アメシストドームは大型で高価なもの（数万円〜百数十万円）ですから、出費の見返りとして運気が上昇しただけ、と捉えることもできます。確かに、この効果も無視はできません。でも、それを差し引いたとしても充分に高い効果があると認めざるを得ないと感じます。
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アメシストは一般的に「精神の安定」効果の強い石とされています。歴史の古い石でもあり、世界で認められているだけのことはあって、実際にその効果はあるようです。
私が初めてアメシストの力を実感したのはもう20年近くも昔のことになります。私の知人の奥さん（当時20代前半）が、夫の浮気の疑念で悩んでいらしたのですが、夫も交えて３人で話し合いをしたときのことです。彼の言い分を聞いているうちに、徐々に奥さんの感情が昂ぶっていくのが見て取れました。
これはマズいなと思い、私は奥さんの手に直径5cmほどのアメシストの丸玉を握らせました。もちろん、アメシストの”鎮静効果”を狙ってのことです。当時の私はすでに天然石に多少の興味を持っていたため、アメシスト玉を持っていたのです。
さらに話が進む中、奥さんの怒りが膨らんでいきます。右手にアメシスト玉を握りしめて。奥さんが激昂していることは間違いなかったのですが、何とか取っ組み合いの喧嘩にはならず、その場はお互いが一定の理解を示すことで一旦の決着がつきました。
そして奥さんの汗ばむ手からアメシスト玉を受け取ったとき、信じられないことになっていたのです。それは受け取った瞬間に分かることでした。アメシスト玉が異常に高温になっていたのです。単純な化学物理では、この場合握られていたアメシスト玉の温度は奥さんの体温より高くなることはあり得ません。ところが明らかにそのアメシスト玉は人間の体温の限界を軽々と超えていたのです。私の勘違いだと恥ずかしいので、すぐに私の妻や来訪していた友人らにも何の説明もなく持ってもらったのですが、全員が驚愕するという結果でした。
これはもう、アメシストが奥さんの怒りのパワーを吸収して熱に変換したとしか考えられませんでした。私は宮司ですが、大学では化学を専攻していましたので、本当に色々な科学的可能性を考えましたが、そこに答えは見当たりませんでした。
このとき、アメシストという天然石には少なくとも怒りを吸収して落ち着かせる効果があるのだと実感したのです。
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ここで疑問に思うのは、なぜ精神安定化の力を持つアメシストのドームが会社や店舗、家庭の運気を上げるのか、ということです。（パワーストーンとして）良質なアメシストドームの前に立ってみると明らかに何かしらの力が出ているのを感じますし、実際に鳥肌が立ちます。以下は完全に私見です。
疑問の答えは、アメシストの力が精神の安定化だけではない、というだけです。疲弊したパワーストーンの浄化や邪気除け、空間浄化などの作用もあるからです。邪気にまみれた人は清浄な空間を避ける傾向があるので、変な客が来なくなったりするわけです。
アメシストドームを設置したとたんに仕事が激増する現象に関しては、おそらく高額出費のリターンが大きな理由と考えています。
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今回はアメシストドームを中心にお話しましたが、アメシストにはクラスタ、丸玉、ポイント、フリーフォーム、セプター、エレスチャルなど、様々な形態のもが存在します。また、色に関しても紫とは限らず、ラベンダーカラーものやピンク、グリーン（放射線処理）、無色透明なものまであります。それぞれ、パワーストーンとしての効果も多少変わってきますので、とても奥深い石のひとつだと思います。
今回の話でアメシストを始め、パワーストーンと呼ばれる石たちに興味を持たれる方が増えることを願います。第二回以降も、こんな感じ(?)でお話をしてまいりたいと思っています。
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