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婦負の開祖神

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神社と神道の豆知識

御守(おまもり)について

 
 交通安全、安産、縁結び、学業成就、その他諸々、「おまもり」にはいろいろな種類があります。おまもりを持っていればいつも神様のご加護が得られる、と一般には考えていらっしゃる方が多いのではないかと思います。実際、おまもりとはいったいどういうものなのでしょうか。

 一言で言ってしまうと、「おまもり」とは携帯電話ならぬ「携帯神社」なのです。神社は神様と人間とのより親密な接触の場であるということができます。ですから、おまもりを持っていることによって、いつでもどこでも神様を意識し、より親密に感ずることができるようになるわけです。

 おまもりの中には必ず御神璽(ごしんじ)が入っています。携帯神社のご神体に相当するものです。交通安全用のものなどは、御神璽がそのまま見えるようになっているものもの多いようです(神社名と朱印が押してあるもの)。肌守(はだもり)のように錦袋のものは、中に紙や木板でできた小さな御神璽が入っています。これは各神社ごとにその神社の御神璽をひとつひとつ入れて作ります。そして御霊入れ(みたまいれ)のお祭りをして御神璽に神霊を宿していただき、皆さまにお分けできるようになるのです。

 このようなことから、おまもりは「売る」とは言わずに「お分けする」と言います。神社を「売る」なんておかしいですものね。神様の御霊(みたま)を「お分け」するわけですから。
おまもりはいくつまで持っていいの?
 これはよく聞く質問です。多くの方々がおまもりをたくさん持つことは良くないことなのではないかと心配なさっているわけです。でも、おまもりにはいくつまでなら持ってよい、というような決まりはありません。 基本的にはお持ちになりたいだけお持ちになって構わないものなのです。
 ただ、全く無計画に数多く持ち歩くのはお奨めできません。好きな神社(神様)のおまもりをいくつか持つのは構いませんが、闇雲におまもりを収集するかのように多数持つべきではないでしょう。例えば、受験に際して地元の氏神様の合格御守とお気に入りの近間の神社のものと北野天満宮のものを持つのは問題ないということです。さらに、受験に障らぬよう交通安全御守と健康御守と厄除け守を持つのも構いません。筋が通っているからです。このように不自然な組み合わせでなければ神様に対しても失礼にはあたりません。
おまもりの使用期限は?
 しばしば『おまもりの効果は一年間』などという言葉を耳にします。でも、これも決まっているわけではないのです。気に入ったおまもりであれば、何年間も持ち続けて悪いわけではありません。ただ、破損したり汚れたりしたものを持ち続けるのはお奨めできません。神社も古くなったら建て替えるように、おまもりも古くなったら新しくするのが自然だからです。おまもりは高級家具などと違って、使い込むほどに味が出るといった類いのものではありません。逆に常に新しく若々しくあるべきものなのです。伊勢の神宮が二十年に一度建て替えたり、神棚の御神札を毎年お正月に新しいものに入れ替えるのと同様です。
おまもりの使い方
 おまもりによっては使い方が異なる場合があります。肌守のように常に身に付けることが前提のものは身体の上半身が基本です。ズボンのポケットなどは避けます。上半身であれば下着の内側でも問題ありません。金運守や縁結び守などは持ち歩くものですので、バッグや財布などに入れたり付けたりします。もちろん、吸盤付きの交通安全御守護は車のフロントガラスの隅などに貼り付けるべきものですし、カード型のものはカードケースに入れておきます。スタンド型のものもありますので、当然そういうものはテーブルやタンスの上などに立てておきます。
 でも、必ずこうしないといけない、という厳密な決まりはありませんので、ご自分がおまもりを意識しやすいように工夫されるとよろしいでしょう。神様は使い方が違うからといって怒ったりされませんので。
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