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婦負の開祖神

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神社と神道の豆知識

神様へのお供え物について

 
 神様へのお供え物って、いったい何を選べばよいのでしょうか。これは絶対にお供えしちゃダメ!っていうものもあるのでしょうか。などと考えているうちに、結局無難に日本酒にしちゃったりしてませんか?
 もちろん、それが悪いわけではありません。でも、神様へのお供え物、つまり神饌(しんせん)幣帛(へいはく)ですね。これについて知っていれば迷うことはありませんし、より気持ちを神様にお伝えすることができます。

 実は神饌や幣帛には明確な決まり事があるわけではありません。神饌であれば、自分が美味しい、神様にも召し上がって頂きたい、と思うものを選べばよいのです。例えば自分が好きでお取り寄せしている名店の明太子だとか、現在ハマっている洋菓子であるとか、自宅の畑で採れたばかりのトマトやキュウリであるとか。幣帛であれば、「和紙」や「麻」「木綿」をはじめ「清掃道具」「革製品」「自社で製造している商品」など、本当に何でもよいのです。先日も幣帛として社殿の清掃用に「ロボット掃除機(商品名は伏せておきますが)」を奉納された方もいらっしゃいました。これもOKなのです。

 ただ、常識的に考えて「それは神様に失礼だろう」というものは当然避けるべきではあります。例を挙げれば「アイドル本」や「病気の薬」「特に価値の無い中古の品」などでしょうか。また、神饌であれば「血の滴る生肉」や「強烈な臭いを発するもの」は避けます。

 あと、お供え物は必ずしも形のあるものばかりとは限りません。神楽のように音楽や舞(ダンス)であるとか、能、狂言、歌舞伎も意外と一般的です。献茶や献花のように茶道の作法でお茶をお供えしたり、生け花をお供えしたりも珍しくありません。当社でも最近、ご自分で神様のためにだけ作曲されたオリジナル曲をmp3形式で奉納された方がいらっしゃいました。もちろん、大歓迎です。
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