除雪作業を軽減するため普及しはじめた除雪機。現在では数メーカーが製造し、軽作業重視の小型タイプから馬力の大きなタイプまで様々な機種が発売されている。
　小型の除雪機であれば家の周りや車庫前の除雪に適している。車重も軽いのが特徴。
　中型は馬力もも８馬力前後と力強く、使用範囲も広がる。
　馬力が１０馬力を超える大型タイプは、固く締まった雪も除雪できる。

　現在では、静粛性や環境に配慮した静音設計が注目されている。また静かさに機動力をプラスしたものや、ロングトラック採用によりスリップしにくくなった機種、ニュー・トラックパターンで安定性・機動性が向上したものなどがある。

　上位機種になれば操作も簡単で、傾斜面でも水平除雪ができるもの。前部のローターを回転させ雪を噛んで飛ばすオーガクラッチのレバー操作で水平にも斜めにも動かせるタイプもある。また作業に合わせ高さ調節も簡単にでき、投雪方向をコントロールしやすいものなど用途に合わせて選択できる。

　除雪機には、石が咬んだ時に折れて機械が損傷するのを防ぐためのシャーボルトという部品があるが、冷たい雪の中での交換作業は大変です。また、富山の雪は重たく水っぽいのが特徴で、なかなか遠くまで飛ばしにくく、詰まりやすい雪です。ヤマハの除雪機は、シャーボルトを保護するためのシャーボルトガードや、雪が詰まりにくく、遠くまで飛ばすためのジェットシューターなど、使う人のことを考えた機能が満載です。